<< 産み出した作品たちに
2016-03-17 13:59:50  | コメント(2)

その人の全てがわかったと信じ込み、詩を書いた黒歴史があります。
はねつけられたことに傷つき、なぜそうであったのか、と尋ねることさえ出来ませんでした。

そのようにして、何にせよ強く思い込み、信じ込むとは怖いことです。
言葉もかわさぬ内に、憶測と類推で相手を「型」に嵌めてしまうのです。
そうした経験は、舌に苦い味を残します。

数日前、それまで親しくさせていただいていた方の詩が、TLに流れているのを見かけ、拝見しました。
「仮面」というタイトルでした。
中には、「月を殺す」といったフレーズが二回ほど、繰り返して出てきました。
拝見した時は、特に何も感じませんでした。

引用ツイートをしたくらいです。
けれど、いつもであれば、何がしかのリアクションを返してくださるその方から、その後、何もありませんでした。

その方と非常に親しい方に、当時、九藤は好かれていませんでした。

それから、「月を殺す」というフレーズに改めて思いを馳せ、背中をひやりとしたものが触れたように思いました。

九藤の名は「朋」です。

その時九藤は、それ以上を考えてはいけないと自分に言い聞かせました。
何かの偶然、タイミング、そんなものが重なっただけなのだと。
けれどもう、その時から九藤はその方を避けるようになりました。そうするしかありません。

直に逢ってさえ、相手のどれほどを知ることが出来るか解りません。長年、ともに暮らしてさえ。
ましてやネット、TLで、言葉をかわしたところで、得られる相手の像は極めて朧で曖昧です。

良いものとも悪いものとも、軽々しく決めつけてはいけない。
それは恐らく、互いの関係が悪化してさえ、そうなのです。
いえ、悪化したならなおのこと、冷静な目を持つことは重要です。感情は、時にモンスターと化します。

そして、朧で曖昧な像の相手に依存するのも、依存されるのも良くありません。それは、お互いにとってです。
依存は寂しく、益の無いことだと、九藤は考えます。
依存の暴走、また、その不透明であることも、恐ろしい。

思い込み過ぎない、信じ込み過ぎない、依りかからない。

これは、朧で曖昧な電子空間において、大事なことであると今では痛感しております。
自分だけの為でなく、人の為にもです。


最近、若干似たようなことがありました。

なんつーか、間の悪い時期?っていうのでしょうか。
愉快な気分を共有できにくい人生の季節であるコトについて
配慮が無かったとか、甘く見ていたというか…要はソノ
その人が、どのような精神状態であるのか?とかが
ちょっと判ってなかったんですねぇ。

結果、殺すって程じゃ無いですが、黙殺ってゆー(笑

モノを表現するコトに目覚めているヒトは
詩とか絵とか、時にはメールなどの日常的な手段などででも
自分の抱いている相手や誰かのイメージについて
具象化を試みて提示してみることはあるワケですが…

相手にとって「あなたって、こうよね!(笑顔)」ってやられても
困らせてたり、悲しく思わせてたり、ゆえに怒らせたりは、まぁ
どちらかというとアタリマエのようです。

親しい仲でも、そういうのはよくあります。
なんせ親しいんですからね、親しい関係である分
判ってて当たり前だろう!(怒)って
思われちゃってたりする率が、よほど
高いのかも知れませんからね(笑

ちなみに
自分の本名には「朋」の字があるんですよ~
だから…ひょっとすると、“月を殺す”ってフレーズ
ソレって、私のことかも知れませんよ?(笑

要は、ご自分の知らないどっかの誰かのコトを
抽象化して述べているだけに過ぎない。ソコに
気持ちが引き込まれている・巻き込まれているという
だけに過ぎないのかも知れない。

このお話では、ご自身では確信するだけの自覚がある
ご自分の行いや行為からくるモノかも知れませんが、
もしかすると、その方にとっては何人もの
「月」という抽出に該当する様々な人々があっての
お話かも知れません。
八つ当たりとはいいませんが(笑)一介の表現者として
選べる・試みられる手法ってヤツなのかなと。

だから、あまりお気に病まずに。

気持ちのすれ違いは。時間が解決してくれることもあります。
その人は、自分にとってどれだけなのかなということが自分で判る時間。
自分が成長したり、納得いく経験が積めるまでの時間。
時には、その人の“間の悪かった時”が風化するのに必要なだけ…とか。

気に病むのも、こうしてふと目についただけとかから
誰かがコメする関心を抱くような作品や言葉を編むならば、
それも、とても有意義な時間やアクションのための糧だと思います(笑
投稿者:きっしょーざか  [ 2019-07-27 11:21:16 ]


あなたがどういう方なのか、気になります。
今日、台風がまた来ています。
ざわざわとして落ち着きません。
向かい合ってさえ、わたしは言葉が足りないばかりで。
何も伝えることが出来ません。
難しいですね。人と人は。
投稿者:  [ 2017-09-17 13:28:09 ]