最近の記事


自己紹介
小説を書き、絵を描き、ビーズアクセサリーも作ります。感想、ご依頼などお気軽にお願いします。

最近追加された画像一覧
其ノ陸拾伍
其ノ陸拾伍
其ノ陸拾肆
其ノ陸拾肆
山吹の
山吹の
其ノ陸拾参2
其ノ陸拾参2
其ノ陸拾参
其ノ陸拾参
事半ば
事半ば
蒼の失踪2
蒼の失踪2
硝子屋2
硝子屋2

最新の記事


その人の全てがわかったと信じ込み、詩を書いた黒歴史があります。
はねつけられたことに傷つき、なぜそうであったのか、と尋ねることさえ出来ませんでした。

そのようにして、何にせよ強く思い込み、信じ込むとは怖いことです。
言葉もかわさぬ内に、憶測と類推で相手を「型」に嵌めてしまうのです。
そうした経験は、舌に苦い味を残します。

数日前、それまで親しくさせていただいていた方の詩が、TLに流れているのを見かけ、拝見しました。
「仮面」というタイトルでした。
中には、「月を殺す」といったフレーズが二回ほど、繰り返して出てきました。
拝見した時は、特に何も感じませんでした。

引用ツイートをしたくらいです。
けれど、いつもであれば、何がしかのリアクションを返してくださるその方から、その後、何もありませんでした。

その方と非常に親しい方に、当時、九藤は好かれていませんでした。

それから、「月を殺す」というフレーズに改めて思いを馳せ、背中をひやりとしたものが触れたように思いました。

九藤の名は「朋」です。

その時九藤は、それ以上を考えてはいけないと自分に言い聞かせました。
何かの偶然、タイミング、そんなものが重なっただけなのだと。
けれどもう、その時から九藤はその方を避けるようになりました。そうするしかありません。

直に逢ってさえ、相手のどれほどを知ることが出来るか解りません。長年、ともに暮らしてさえ。
ましてやネット、TLで、言葉をかわしたところで、得られる相手の像は極めて朧で曖昧です。

良いものとも悪いものとも、軽々しく決めつけてはいけない。
それは恐らく、互いの関係が悪化してさえ、そうなのです。
いえ、悪化したならなおのこと、冷静な目を持つことは重要です。感情は、時にモンスターと化します。

そして、朧で曖昧な像の相手に依存するのも、依存されるのも良くありません。それは、お互いにとってです。
依存は寂しく、益の無いことだと、九藤は考えます。
依存の暴走、また、その不透明であることも、恐ろしい。

思い込み過ぎない、信じ込み過ぎない、依りかからない。

これは、朧で曖昧な電子空間において、大事なことであると今では痛感しております。
自分だけの為でなく、人の為にもです。